サロンのベランダにて、これから捨てられるであろう
「Esquire 9月号」の記事を何気に読んで今日は少しドキッとしました。
---「Esquire 9月号」より抜粋---
英国のヘアデザインは、都市文化の駆動輪の一つだった。
例えばロンドンの伝説のクラブ「The Blitz」を手掛けた
スティーブ・ストレンジも美容師だ。
ニューロマンティックの中心人物で、彼の店には、
天才編集者イザベラ・ブロウ、スパンダー・バレーのメンバーや
ボーイジョージらが集まり、80年代英国文化の中心地となった。
彼らは今もBlitz Kids と呼ばれている。
だが今日の英国の美容界はセレブ用のレッドカーペットサービスに
成り下がり、一方で若者は自分で髪を切り始め、そこに文化が生まれる
源泉は枯渇したと見る者は多い。
髪型は私たちの感情に影響を与え、時に未知の自分を呼び起こしてくれる。
その可能性は型の再現ではなく、頭髪の自由さに宿っている。
それを目覚めさせるのが美容師なのだ。80年代のロンドンがそうであったように。
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少し考え込んでしまった。。。
僕らの時代がそうであったように、今の若者たちが少しくらいはみ出しても
笑って導いてあげたいと真剣に思いました。